ジン太郎の話

どう生きて行くのか、多様な世の中における人生の探求録

ホントに若者にとって選挙は無駄だと思う?:正解のない問題③

https://www.ntv.co.jp/zero/articles/105yd93qixij07lhqdx.html

※本記事は特定の政治勢力を支持するものではありません。

 

ジン太郎です。久しぶりの更新です。

さて、いよいよ参議院選挙ですね。

今回は若者が選挙に行かない理由について、一つ気になった意見があったので自分なりの意見をまとめました。

ここで言う若者とはとりあえず選挙権を持ってる18歳〜30代とします。私も同世代の1人なのでとても関心のある話題です。

 

 

 若者の投票率

 

まずは今回の疑問に至った経緯を話しますね。

まず今回の参院選(2019年7月21日)にあたり、SNSで若者の選挙参加を呼びかける声や若い芸能人達の呼びかけがかなり目に入ったのがきっかけです。ちなみにこちらのリンクはたまたま目に入った日テレのニュースです。これは大変参考になりました。

これらの背景には「若者選挙参加しなさすぎじゃない?」という話が前提としてあると思います。

リンクにも載っていますが、各世代の投票率は総務者のデータによれば

 

20代.....約35.60%

30代.....約44.24%

60代.....約70.07%

だそうです。やっぱり若者の投票率低いですよね。ちなみに私は毎回欠かさず行ってます。

そこで若者が選挙に行かない理由をいろいろ調べてたのですが、人的にジン太郎の目に多く入った意見で1つ最も気になったモノがあったので

今回はそれについて自分の意見をまとめます。

 

まず若者が選挙に行かないとどうなる?

うん。もはやコレはわかりきった事ですね。シンプルに若者が困ります(笑)。

いや、全然笑えないです。例えば上のニュースでも取り上げられているように2019年現在の日本の社会保障費は年金や介護や医療など、比較的高齢者向けの政策に9割。少子化や雇用対策など若者向けの政策は1割となっているようです。

みなさんもご存知の通り、少子化や雇用問題などの若者を取り巻く社会問題は、少なからず高齢者支援に偏った(ように見える)諸政策と因果関係があるという考えが、世間に浸透していると思います。一方で高齢化も進み2018年時点で若者2人で高齢者1人を支えているのが現状で、このペースで行くと2050年には1.4人で1人の高齢者を支える事になるという見解や、怖いものだと2040年で若者2人で1人の高齢者を支える事になるという見解まであるそうです。

もちろん私は別に高齢者を支える事自体は悪い事と思いません。ただそれにしたって偏りすぎでない?

 

若者が選挙に行かない理由

これいろんな意見があるのですがジン太郎が聞いたものをあげます。他にあったら教えてくれると嬉しいです。

 ①そもそも政治に関心がない

     問題を身近に感じていないようです。 

②どこ選んだら良いかわからない

   下手にわけわかんないとこ入れるくらいなら、余計な事しない方が....とのこと

③時間がない

    期日前投票もいけるとは限りませんからね。

 

などなど他にもいろいろあるでしょうが1番気になった意見がこちら⬇︎

有権者は高齢者の方が多いから、行っても無駄じゃん

  です。つまり全世代の全員が投票したら数で若者は不利だから意味ないやんって話です。これはたしかに意見として説得力があるのではないかと思ってます。

 

 

ジン太郎の意見

結論から述べると、それでも行った方が良くない?と思います。

多くの場合④の意見は有権者の数は我々若者の方が少ない。若者全員が投票したところで高齢者の何割かが投票すれば直ぐに抜かれる。我々の民意は反映されない。やっても無駄だ。そんな事のためにあらゆるリソースを割きたくない」という論法です。たしかに理屈は通っているように見えます。というより残念ながら事実です。

 

しかしそれでも我々は次に進むために選挙に行くべきだと思います。

 

例えばみなさん、この話を御存知でしょうか?

ある高校でサッカー部が存在していませんでした。そこにはサッカー部を作りたい生徒達がいました。しかし「やりたい」という言葉だけでは当然大人達は動きません。部活を設立し運営するのにもそれなりのコストとリソースが発生するからです。学校側がサッカー部を設立しなかった理由は「希望者数が少ない。環境が整備できていない。」などでした。そこで該当生徒は部員となる仲間を呼びかけによって集めて揃えて、仲間と共にグラウンドの整備を競技活動が可能なレベルにまで行いました。そして支持してくれる他の生徒や保護者達に向けて署名活動を行ったのです。それを受けた学校側も一定の基準をクリアすればサッカー部の設立を検討すると答えました。生徒達は自分達の出来る行動を全力で行いその基準を満たすことで、ようやく学校側とサッカー部設立に向けた話し合いのテーブルにつく事が出来たのです。結果サッカー部は無事設立されました。生徒が自ら行動を起こさなければ学校側は耳を貸すことすらしなかったでしょう。

 

この話は選挙の問題でも同じ事が言えると思います。

つまり我々はまだ「やっても無駄だ」と主張することができるレベルには達していないという事です。そもそも投票にすら行かない=政治に関心のない人間の意見に、国の偉い人達が耳を貸すと思いますか?

これはいち学校のサッカー部の設立とは明らかに規模が違います。愚痴や文句を垂れてるだけで動く話ではありません。

既存の選挙システムじゃ若者の意見が反映されるようにできてないからなんとかしてくれ!」という主張は、国からしてみれば、国側が提示した「選挙に行け」という条件を果たしてから成立するのではないでしょうか?

そこまで行ってはじめて「こんなに多くの若者が投票したけど無理だ。数を補える仕組みを作ろう」という話し合いのテーブルにつけるかどうかの段階になります。もちろんそれで直ぐに解決する話ではないと思いますが、検証してみなければ次のステージに行くことはできません。

無駄に終わるかもしれませんが、1番無駄なのは何もしないでブツブツ文句だけ垂れている状況だと思います。

ないものねだりをするより、あるもので闘っていくしかありません。というよりそもそも我々は高齢者と闘っているわけではないです。日本の多くの人に次の世代の事を考えた舵取りを意識して貰うためにも。まずは我々が参画するべきだと思います。

 

1番怖いのは「若者は選挙に参加しないのだから自業自得だよね」

で終わる事です。

 

あなたはどう思いますか?